地域包括ケア病床、
回復期リハビリ病棟を備えた
在宅療養支援病院

栄養科|岐阜市の外来・訪問診療は山田病院|医療法人和光会

ごあいさつ

栄養科

当院の栄養科では病院食を治療の一環として医師の指示のもと、患者さんの治療がより有効に達成できるよう、個々の病状や身体にあわせた食事を提供しております。患者さん一人ひとりにあわせた食事形態や栄養療法を考慮し、経口摂取の維持に努めています。さらに退院後の生活を見据えた食事療法を支援していきます。

その他食事についてお困りのことの解決に向けて、個人対応もお受けしています。

私たちは、病状の回復・健康増進を目指して栄養面から患者さんをサポートします。

季節感があり豊かな色彩により、目で楽しめるだけでなく、思わず治療食であることを忘れてしまうような「真心のこもった食事」を目指し、患者さんに安全で美味しい食事を提供し、満足していただけるように努力しています。

行事食・お楽しみ
メニュー

2~3種類の献立から選んでいただく「選択メニュー」や「行事食」、「お楽しみメニュー」を取り入れ、通常の献立に変化を付けています。
当院における「行事食」や「お楽しみメニュー」は、普段とは違った四季折々の伝統行事や旬の食材を取り入れた少し豪華なお食事で毎月3回、年間38回提供し、患者さんに大変喜ばれています。

行事食『ひな祭り』

毎月1回行事食に手作りカードを添え、季節感を味わっていただきます。
行事食『ひな祭り』

薬膳料理 お品書き

月1回の薬膳料理の日には、二段重ねのお弁当箱を使用し、お品書きを添えてご提供します。
薬膳料理 お品書き

お楽しみメニュー
(和食の日/洋食の日)

和食の日 洋食の日

入院中のお食事
について

食事の種類

一般治療食 常食、軟食、高血圧食、流動食、濃厚流動食
特別治療食 心高腎食、糖尿病食、肝臓病食、肝不全食、腎臓病食、潰瘍食、膵臓食、脂質異常症食、低残渣食、貧血食、検査食(CF食)など

食事形態

主食9種類、副食6種類から患者さん個々にあわせた形態で提供しております。

主食 米飯、軟飯、全粥、七・五・三分粥、粥ペースト、粥ムース、重湯
副食 常菜、常菜一口大、ソフト食、ソフト1cm刻み、ペースト、ムース
栄養科
栄養科
栄養科
ソフト食を導入しています!

ソフト食とは、「噛む・飲み込む」が難しい方でも安全に美味しく食べられる食事形態です。高齢者ソフト食は嚥下ピラミッドの嚥下調整食4に位置します。
食材そのものを軟らかく調理することで見た目もきれいで、しっかりと形を残しながらも飲み込みやすい食事です。

ソフト食の特徴
  1. しっかりとした形がある
  2. 口に取り込みやすい大きさ
  3. 噛み切りやすい
  4. 口の中で、まとまりやすい
  5. 適正なすべりを持ち、飲み込みやすい
栄養科
ムース食

嚥下障害のある患者さんには食事を安全においしく食べていただけるよう、料理をミキサーにかけ凝固剤で固めたムース食を提供しています。ムース食は嚥下ピラミッドの嚥下調整食1jに位置するものです。
食べ物の形態を調整すれば、誤嚥を防ぎつつ食事を楽しめます!

嚥下ピラミッド

栄養科

外来・入院栄養食事相談
について

医師の指示に基づき、食事療法が必要と言われた方に管理栄養士が栄養相談を行います。説明をわかりやすくするために、一人ひとりにあわせてリーフレットを作成し、退院後の生活を見据えて支援します。

栄養サポートチーム(NST)
の活動

栄養サポートチームとは、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・言語聴覚士・理学療法士・臨床検査技師・歯科衛生士で構成した栄養治療を担うチーム医療です。

栄養状態と病気を治す力は密につながっており、治療効果を上げるためには低栄養状態からの改善が必要です。「食事は十分に食べられているか」、「噛む力・飲み込む力は十分にあるか」、「栄養状態は保たれているか」などを質問するスクリーニングをすべての患者さんに実施。専門スタッフがそれぞれの立場で患者さんの栄養状態を評価・検討し、最適な栄養治療計画を立てています。

各専門スタッフの役割

医師

病状の把握、栄養障害の有無・判定、治療方針の確認

看護師

患者さんの病状・入院生活の把握、情報提供

管理栄養士

栄養状態の評価、栄養必要量・食事内容の評価、調整

薬剤師

病状にあった輸液や内服薬、栄養剤などの選択

言語聴覚士

咀嚼・嚥下機能状態の評価・訓練、適した食事内容の選択

理学療法士

身体機能の向上、日常生活動作能力の評価

臨床検査技師

血液検査などによる栄養状態の情報提供

歯科衛生士

口腔機能評価・向上、専門的口腔ケアの実施

活動内容

  • 栄養状態のスクリーニング、評価
  • 病棟ごとに週1回、カンファレンスと回診を実施
  • 院内勉強会の開催

私たちは、治療効果を高めるために栄養状態の向上に努めます。
患者さんの栄養状態を食事により好転させるチームです。

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